風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~

華流ドラマ
視聴先:チャンネル銀河、U-NEXT
5段階評価:星3☆☆☆
原作:馬伯庸の歴史小説「洛陽」
一つの名門家が滅びます。身寄りのない幼き武攸決(ぶゆうけつ)と武思月(ぶしげつ)兄妹はを聖人(=武則天)に引き取られました。やがて成人した二人は宮内で重要な役割を任され従事します。武攸決は朝廷内の暗部を知り尽くし、武思月は凛々しく清々しい人物です。神都・洛陽では密告制度で治世が脅かされ、物騒な事件が立て続けに起きます。百里弘毅(ひゃくりこうき)は自身の結婚式で工部尚書の父親が殺され、現場に居合わせた高秉燭(こうへいしょく)を容疑者としてしょっ引きます。宮内警備と護衛の職に就く武思月も皇帝の命で不穏な事件の調査に加わります。ここまでが前半の大まかな筋です。
 

武攸決(演:張鐸)から目が離せなくなったら、案の定B級ドラマな展開になって行きます。妹ファーストなシスコン。土地財産を取り上げられ、両親は野垂れ死んだ。聖人(=武則天)の毒見役を経て、今の地位を築きました。蓄積された毒で身体に異変が起こります。怨恨と流民の怒りを利用して皇帝暗殺と国家転覆まで企て、自身が皇帝になると豪語していた恩義知らずの大馬鹿野郎です。 武思月は兄を庇い流れ矢で死亡。神都・洛陽に平和が訪れる。派手で華やかな祭りが見方によっては残酷に感じ、夜空に舞う天燈は平和と鎮魂の意に取れます。

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